3.速聴による英会話・外国語会話習得方法 - その核心8ステップ
(田中考顕・原田清隆「聴覚刺激で英語は必ず聞き取れる!」きこ書房刊 から抜粋)

速聴による学習効果をあげるには、まず次の①~⑦+⑧を手抜きをせずにそのままやることが極めて重要だと思います。 2倍速・4倍速への変換後音声をCD-ROM、MD、iPODなどで聞き流すのは、まず①~⑦を100%済ませたあと、学習効果を補足する意味で行うものです。 
外国語音声・外国語テキスト・日本語対訳がついた外国語会話教材を使い、
1単元(外国語文で1ページ分ぐらい)毎に次の①~⑧を行う。
1単元について①~⑧を完了したら、次の単元に進む。


外国語テキストを見ずに日本語訳を読み、そこに書かれている情景を想像する。

②テキストを見ないでノーマルスピードの音声を聴き、①の情景を思い浮かべる。
 テキストを見ないことにより、本物の外国語が脳に入ってくる。
 3回ぐらい繰り返し聴く。

③テキストを見ながらノーマルスピードの音声を聴く。 
 テキストを見ないで聴いたとき聴き取れなかった部分を聴き取り、発音や単語の
 意味をつかむ。   わからない単語は辞書で調べ、いま聴いている文を完全に
 理解する。 3回ぐらい繰り返し聴く。


④テキストを見ながら2倍速を聴く。
 2倍速の音声に合わせて、テキストの文字を目で追う。
 うまくできなくとも焦る必要はない。 5回ぐらい繰り返す。
 
⑤テキストを見ないで2倍速を聴き、①の情景を思い浮かべる。
 目をつぶって2倍速を注意深く聴く。
 ④により2倍速の外国語がある程度聴き取れるようになっていたら、最初に2倍速を
 聴いたときよりはっきり聴き取れる。
 テキストの外国語を思い出すのではなく、耳に入ってくる外国語をそのまま受け止め
 るように聴き、①の情景を思い浮かべる。
 3回ぐらい繰り返す。


⑥テキストを見て3~4倍速を聴く。
 ほとんどは何を言ってるのか聴き取れない。

 これにより、出来はじめた外国語脳に負荷をかけてより早く鍛えあげる。
 意識を集中して音声を聴きそれに合わせてテキストを目で追う。
 目は自然に動かすようにする。 10回ぐらい繰り返す。

⑦テキストを見ないで2倍速を聴く。
 できるだけ意識を集中させ、正確に聴き取るようにする。
 日本語を忘れ、外国語を聴き、いま聴いている外国語から直接に情景を思い描く。
 2倍速の外国語が正確に聴き取れるようになれば、ノーマルスピードの外国語は楽に
 聴き取れる。 3回ぐらい繰り返す。


⑧音読をする。
 ノーマルスピードの外国語を聴きながら、聴こえるままの外国語を話してみる。
 やや大げさに真似るほうが効果が上がる。
 自分の発音が少しでもおかしいと感じたら、すぐに矯正して繰り返してみる。
 はっきり聴こえるようになれば、自分が発した外国語が少しでも間違っていれば
 気づくようになる。 5回ぐらい繰り返す。

  
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